月別アーカイブ: 2023年1月

個人輸入したFanatec Podium Racing Wheel F1 について

Podium DD1 個人輸入で購入

そもそも私がハンコンを購入し、コクピットまで作ったのは、カリスマユーチューバーのPicarさんの動画を見てからです。
・ハンコン界のポルシェ
・オッサンならPodium
質感もほかのものと比べて高く、寝ても覚めてもFanatecのことばかりを考えるようになっていました


当時のFanatecの状況を振り返ると、PlayStationで使えるDD1はアメリカから個人輸入するしかありませんでしたが、オッサンなのでやりましたw

どのように個人輸入したかというと、「輸入.com」という輸入代行業者を使いました

ネットで輸入代行業者の住所に送付するように購入したら、代行業者が日本への転送を代行してくれるという仕組みです

後ほど詳しく記述しますが、個人輸入したハンコン、壊れたらどうするのよ?という件も、この代行業者を使うことでアメリカFanatecに修理してもらうことができます

気になるお値段は下のとおりです
思ったよりも安い かな?


Fanatec Podium DD1の印象はとにかく、ハンコンそのものが重い!(12kg!)
質感、最高に良い!
ステアリングトルク途轍もなく重い!!
DD1は20Nm、DD2は25Nmのトルクを出せますがDD1で十分です
私は普段20~30%の出力で使っています(最大6Nm程度)


現在では国内でもPlayStationで使えるDD Proが購入できます
最大トルクは8Nmですが、普通に遊ぶ分には十分だと思います。


ちなみにDD1でフルトルク出したら、8Nmってどれくらい?という動画を作成したので参考になれば幸いです(^-^;
もし1990年代のF1の重ステを楽しみたい という思いがあるのであれば、15Nmくらいトルクを発生できるハンコンにしたほうが良いと思います。

DD1個人輸入品 返品修理編

個人輸入した際のデメリット、それは故障した時の対応です
21世紀の現代でそんなに故障することないだろう と思っていたのですが、、、
半年くらいしたところで走行中にパドルなどのボタン入力の通信不良が発生するようになりました
ステアリングホイールを再接続すると回復するので、ソフトウェア系の不具合です

購入したFanatec USのサポートページからFanatecに問い合わせることができます

最初はファームウェアの更新などを打診されましたが何をやっても再発する旨をメールすると、アースケーブルの追加などを提案されましたが、、、残念なことに効果なし

ちなみに、、、
ペダルやコクピットの表面の黒色はアルマイトという表面処理がなされています
このアルマイトは電気抵抗が高いので、アースを取る場合は、紙やすりなどで地金が出るまで削る必要がありますのでご注意を
以下の写真は私が手あたり次第に試したノイズ対策です



色々試してみたのですが、Podium Racing Wheel F1の保証期間の一年が近づいてきたので、意を決してFanatec USに送り返して直してもらうことにしました

今回のポイントはFanatec USへはアロワナが行い、Fatecからの修理品は輸入代行業者に送付してもらうということです

輸出入には思わぬ関税がかかることがあるので、事前にFanatecには、関税が発生して受け取る際に支払いが必要な場合は立て替えてほしい旨、メールで連絡しました

丈夫な段ボールにすべての部品を梱包して

段ボールにはFanatecの修理管理番号を記載する必要があります
今回は念のために、USの輸入代行業者の住所と
関税が発生しないように「Ship for repair」と記載しました

ヤマト運輸の海外宅急便、アメリカまで¥14,900でした
思ったよりも安いと思いました

日本からFanatec(ロサンゼルス)までは5日
Fanatecでの修理期間は7日間
Fanatec(ロサンゼルス)から輸入代理業者(ポートランド)まで10日間!
輸入業者からアロワナ家までが約一週間かかりました
1月10日発送して、戻ってきたのが2月5日、約一か月かかって戻ってきました

DD1本体とハンドルは新品で、同梱したケーブルは返品したものが戻ってきました

一連の輸入&返品修理にかかった費用をまとめてみました
今は入手できないですが、Drive Hubと国内FanatecのDD1とも比べてみました
PlayStation5でも有効なハンコンのエミュレータが販売されたら、保証期間5年の国内Fanatec DD1のほうがリスクが少ないと思います。

以上、アロワナのDD1個人輸入の顛末です
2021年2月に戻ってきてから、2023年1月、2年経ちますが不具合は発生していません

15Nm程度のトルクが出せてPlayStation5対応しているダイレクトドライブハンコンは、未だにPodium Racing Wheel F1だけで、残念ながら国内販売はまだされていません
同じ悩みを持つ方の参考になれば幸いです
ちなみにFanatecのサポートとは頻繁にメール連絡を行いました
英語でのコミュニケーションが必要ですので、ご注意ください。

MoTeC i2を使ってAssetto CorsaのERSを調べてみたら、いろいろとおかしなところがあった

Assetto Corsaのテレメトリーアプリ(ACTI)とMoTeC i2を使い、クルマのいろんな情報が検証できる方法は前回紹介しました
今回はFerrari F1 SF70Hに実装されているEenergy Recovery System(ERS)について調べてみた結果を紹介したいと思います

私が気が付いたことは以下の三点です
・MGU-Kの回生量は120kW以上、1ラップあたり2MJを超える
・MGU-Kが発電と回生を同時に行えてしまう
・KERS Activationを作動させると140kW出力してしまう



ではどのようにして気が付いたのか紹介します
ACTIとMoTec i2の組み合わせで以下のデータを計測することができます


ERS系のデータで遊んでみましょう
下のグラフはRSS Formula Hybrid 2020でHot Lapで走行した時のデータです

ホンモノのF1のレギュレーションなどからすると
・KERS Input[%]はMGU-Kの駆動率
・KERS Depoyed Energy[kJ]はバッテリーの放電量
・KERS Charge[%]はバッテリーの充電率
を示していると推察されます

バッテリーからMGU-Kを駆動できるのは1ラップで4MJ
ただしMGU-H発電による駆動は無制限で可能
という近代Hybrid F1のルールが再現されていることがわかります
そしてここでひとつの発見があります
バッテリー充電率に着目すると4MJ消費したら97.5→32.8%なので
バッテリー容量は6.18MJであることがわかります

そしてもうひとつの発見が
F1のレギュレーションでは1ラップで充電できる量は2MJですが
Assetto Corsaの場合、無制限に充電できてしまうということです


またMGU-K Delivery : Charge / MGU-H mode : motorにしたデータを見ると
MGU-Kがバッテリー充電とタイヤ駆動を同時に行っていることがわかりました
これはモータ技術的にあり得ないことで、プログラムミスだと思っています


バッテリー容量を時間で微分すると電気の入出力[kW]が求められ
MGU-KやMGU-Hの電気回生力[kW]や
MGU-Kの駆動出力[kW]を求めることができます

MoTeC i2では既存のチャンネルの値を操作して新しいデータに変換することができます

Tools → Maths → Add Expressionで新しい関数を作ることができます

例えばバッテリーの充電量[MJ]は
バッテリー総容量[6.18MJ] x バッテリー充電率なので
下のような内容で表現することができます

MoTec i2の関数には時間微分の関数も用意されています
先ほど求めたバッテリー充電量[J]を時間微分すると
バッテリーの充放電率[kW]を求めることができます


下のグラフは走行時のバッテリーの消費電力を示しています
MGU-Kの駆動率が100%のとき、バッテリーの放電量は100kW程度
(F1のレギュレーションでは最大120kWまで出力できる)
MGU-Hの発電量は最大約45kWであることがわかりました


Assetto CorsaのボタンアサインにKERS Activationというボタンがあります
このボタンを押したときの挙動を調べてみました

ホンモノのF1では120kWに制限されているにもかかわらず
KERS Activateにすると140kWの駆動力が発生
していることがわかります


また減速時のMGU-Kの電気回生量を調べてみました
ホンモノのF1のレギュレーションでは
MGU-Kの電気入出力は120kWに制限されているはずなのですが
K Recovery 5でも瞬間的に約400kWもの回生が行われている
ことがわかりました
すなわち、本物のF1よりもAssetto CorsaのERSは
バッテリーを短期間で充電できてしまうシステムであると言えます


以上がアロワナが発見したAssetto CorsaのERSシステムの
現実のF1のレギュレーションと理論と異なる箇所になります

おさらいすると
・MGU-Kの回生量は120kW以上、1ラップあたり2MJを超える
・MGU-Kが発電と回生を同時に行えてしまう
 →本物のF1よりもバッテリー充電しやすいシステム

・KERS Activationを作動させると140kW出力してしまう
 →本物のF1よりもパワーが出ている

KERS Activationで140kW出力できる点は走行テクニックに応用できます
一般的にPower Unitの出力がラップタイムに
一番貢献するのが低速からの全開加速だと言われています

アロワナはMGU-K Delivery設定はKERS Activationさせない状態で
1ラップあたり2割ほどバッテリーを残す設定を選び
低速コーナーの立ち上がりでKERS Activationボタンを押して
ラップタイムを稼ぐようにしています

下のチャートはポルトガルのアルガルベサーキットの最終コーナーで
KERS Activateを使ったときと使わなかったときのタイム差を検証したものです
約0.2secほどラップタイム効果があったと考えています


MoTeC i2を使った検証、いかがだったでしょうか?

本物の実車レーシングチームも
このようなソフトウェアを使って検証していると想像します

今回はPU関連の情報を検証しましたが
将来的にはサスペンション、タイヤの検証をもとに
セッティングを変更することができるようになれればと思っています

もし、すでにこんな作業でセッティングしているよ
というコメントいただけると嬉しいです

MoTeC i2を使ってAssetto Corsaの走行データを検証する!

この記事ではMoTec i2という実車でも使われているテレメトリソフトをAssetto Corsaと連携し、Assetto Corsaの走行データを検証する方法を紹介します

作業の手順は以下のとおりです
・Assetto Corsa Telemetry Interface(ACTI)というアプリをインストールする
・ACTIの作動をAssetto Corsaで有効化する
・実走データをACTIで収集する
・MoTeC i2をインストールする
・MoTeC i2で収集したデータを検証する

Assetto Corsa Telemetry Interfaceをインストールする

まずはこちらからAssetto Corsa Telemetery Interfaceをインストールします

ダウンロードしたファイル構成は以下のとおり、Installマニュアルに記載されている内容でインストールをしてください

マニュアルは英語なので簡単に説明を記載します
1. 「acti.rar」を C:\user\(ユーザ名)\Documents\に解凍する
2. 「acti_trig_cntrl.rar」を「Assetto Corsa」のインストールされているフォルダに解凍する
(”C:\Program Files(x86)\Steam\steamapps\common\assettocorsa”)
3. Assetto CorsaでACTIの作動を有効化する

続いてAssetto Corsaの走行モードでACTIの設定を行います
画面右側のアプリ一覧のなかから「ACTI Trigger Control Settings」をクリックして
ACTI Trigger Control Settingのパネルを画面に表示します

ACTI Trigger Control Settingの設定は以下のようにします
・acti.exeの保存場所の入力
・Trigger 0のIP Address : localhost
・Auto LaunchとAuto Connectを有効化
最後に「Save Setting」をクリック
これで各走行スティントごとにデータを計測するようになります

MoTeC i2で走行データを検証する

つづいて計測したデータをMoTeC i2というソフトウェアで検証します
MoTeC i2とは、
実車両のサードパーティECUのメーカーである
MoTeC社のECU開発用のデータ分析ソフトウェアです
ACTIに同梱されているMoteC i2 Pro 1.0.21をインストールしていきます
MoTeC社の最新バージョンではないですが
初めての方はこちらのProjectファイルを使えるのでお勧めです

1. 「mi2_pro_1.0.21.0030.rar」を解凍して
 「mi2_pro_1.0.21.0030.exeをダブルクリックしてインストールを実施

2. 「acti_i2_projects.rar」を解凍して
  C:\user\(ユーザ名)\Documents\MoTeC Projectsに解凍する

MoTeC i2を起動し、“ACTI Circuit Base” にあるProject.mtcprjを開きます
(*.mtcprjファイル:各データをどのようなグラフにするか指示したファイル)

Assetto Corsaから取得されたデータを”File>Open Log File”で開く
“acti.exe”が保存されたフォルダ内の”telem”フォルダに保存されている
複数スティントのRun Dataを同時に読み込むことも可能です



Project.mtcprjファイルに指示されたフォーマットで各データがグラフ表示される


グラフ化するラップデータは読み込んだDataの中から選択します


デフォルト以内のオリジナルのグラフを作成することができます
たとえば、グラフ種類とx,y軸のデータを選択して任意のグラフを作成することもできます


タイヤ、ブレーキ、エンジン、サスペンションなど多くのデータが計測されています


各Lap Time差はグラフ上で「右クリック→Display→Show Variance」で表示されます


オリジナルのグラフを駆使することで
ERSのセッティングがタイムにどのような影響を与えるのかを検証することもできます


まずは習うより慣れろ、いろいろ試してみてください
こんなことできないかな?ということは大概できてしまう良いソフトです

アロワナ的にはこのシステムを駆使して
サスペンションのセッティングが出来るようになりたいと思っていますが
なかなかその域には到達できずにいます。。。

Formula HybridのERSについてはいろいろ検証することができたので
その結果は別の記事で紹介しようと思います。

Assetto Corsa用アプリ Drone Cameraの紹介

私が愛用しているAssetto Corsaのアプリのひとつ、
Drone Cameraを紹介します

このアプリはプレイ中あるいはReplay中の視点を
アナログコントローラを使って自由に移動することができるアプリです

アプリは日本人のTsukaさんが開発したものでこちらからダウンロードできます
コントローラはXInputのコントローラを使います

プレイ中、あるいはリプレイ中に
Startボタンを押せばDrone Cameraが起動し
自由な位置に視点を移動することができます
Yボタンでクルマの追尾モードをOn/Off出来ます
習うより慣れろで、いろいろ試してみると良いと思います


YouTubeのコース紹介動画にもよく使っていますが
上から追尾する視点だとコースの使い方が確認でき
タイムアップへのヒントが見つけることができるかもしれません


直感的で使いやすい秀逸なアプリだと思いますので
是非試してみてください

Assetto Corsa Ferrari F1 SF 70HのHybridシステムについて

近代F1はいわゆるハイブリッド車両です
ここではAssetto CorsaのFerrari F1 SF 70Hを例に
どのようなシステムなのかを説明したいと思います

現在のF1のERS(Energy Recovery System)のレギュレーションは
・1.6L V6内燃機関(ICE)
・ターボチャージャ
・MGU-H(ターボ用モータ)
・MGU-K(加減速用モータ 最大120kW)
・バッテリー
で構成されています
MGU-Kによるタイヤ駆動は一周あたり4MJまで
バッテリーの充電は一周当たり2MJまでとされています
またMGU-Hによるバッテリー充電とタイヤ駆動については
一周当たりの制限は設定されていません

MGU-Kの駆動が4MJ、バッテリー充電が2MJということは
レースは毎ラップ駆動を安定させる必要があるので
毎ラップ2MJ駆動、2MJ充電
予選はアタックラップ4MJ駆動 2MJ充電、
さらにチャージラップ1周 2MJ充電で4MJまでチャージする
という使い方が基本になります
またMGU-Hの使い方は
タイムアタック時はMGU-Hの発電電力はMGU-K駆動に
チャージラップは発電電力をバッテリー充電
というのが使い方の基本になります

 ちなみに4MJとは? エネルギーの量で956kcal
 120kWとは? パワーの強さで163馬力
 1kWを1秒で消費するエネルギー量は1kJなので
 4MJは120kW 33.3secで消費されるということになります

以上を踏まえたうえでAssetto CorsaのFerrari F1 SF 70Hの
コクピットを見てみると

バッテリー容量と一周に使える電力量が再現されていることがわかります
中身をテレメトリーデータで解析すると
厳密には本当のF1のレギュレーションとことなるところもありますが
今回の説明では割愛します

つづいて以下の各デバイスの操作について説明します
(内容はこちらのWebサイトの情報です)

・MGU-K Recovery
・MGU-K Delivery
・MGU-H Mode
・Engine Brake

MGU-K Recoveryは
ブレーキング時のMGU-K発電量を0-10の範囲で
バッテリー充電に割り当てる量を調整します
普通に考えると最大限バッテリー充電に割り当てたほうが良いのですが
MGU-Kは後輪に接続されているため
ブレーキバランスが変わることにより、制動距離が短くなる
というデメリットがあると説明されています
ちなみに私はその差が体感できず
いつもフル充電の MGU-K Recovery : 10に固定しています


MGU-K DeliveryはどのようにMGU-Kを駆動するか という調整です
車速とギアの組み合わせで駆動量が変わりますが
Delivery Modeの順で駆動力が強くなると考えてよいです
(Charging : 駆動せず Hot Lap:最大駆動)


MGU-H Modeはタービンからの発電をMGU-Kの駆動に使うのか
バッテリーの充電に使うのかを切り替え調整します


Engine Brakeは車両ブレーキング時にあえて燃料を噴射する量を調整します
燃料を増やすと排ガスの流れが増え、ダウンフォースが増えると説明されています
Engine Brakeが少ない場合(1)、燃費が悪いがダウンフォースが増え、
多い場合(13)、燃費が良いがダウンフォースが少ない ということになります


以上のMGU-K Recovery、MGU-K Delivery、MGU-H Mode、Engine Brakeの設定を
どのように使い分けるかというと下の図のようになります



走っているときのモードを画面表示するためには
画面右にマウスを移動し、下の図のボタンを押して設定をしてください


F1はいろんなボタン設定が必要ですね
私はFanatec Podium DD1のステアリングに
下のようなボタンアサインをしています


以上がAssetto CorsaのFerrari F1に実装されているHybridシステムなのですが
色々調べてみると実際のレギュレーションと異なる点があることを発見しました

それらについては、また、別の記事で紹介したいと思います。

2023年1月ダイエット録

1月になりました
すなわちダイエットを始めて
1年が経過したということです
そして今年は年男ですw
体重は飲み食いしている割には
66kgで安定しているようです
たまにドカ食いすると一気に増量しますが
数日おとなしくしていると
ベースラインに戻ってくれます
これも日々の運動のおかげだと思っています
12月から一日1万Step歩くことにしています
Runする体力を維持するためです
60日連続10,000stepのバッジを
獲得することをモチベーションに
1月いっぱい頑張ってみようと思います
週末のチャリロングは絶対できないw
では、今年も一年間、レッツ健康チャレンジ!

レンタルサーバを借りてAssetto Corsaのオンライン対戦サーバを運用する方法

以前の記事では自分のPCを外部に開放して
オンラインサーバを立ち上げる方法を紹介しました
今回はレンタルサーバを借りて
Assetto Corsaのオンラインサーバを立ち上げる方法を紹介します

レンタルサーバを借りてサーバを立ち上げるメリットは
・常時開設サーバを運営したい場合、自分のPCを自由に使える
・Assetto Corsa以外にも独自ドメインWebサイト立ち上げなど世界が広げられる
だと思います

私はLinuxなど初心者でしたが
ネットでいろいろと検索しなんとかサーバを運用できるようになりました
この経験を備忘録的に紹介しますので
何かの役に立てば幸いです

サーバ立ち上げの手順
・レンタルサーバを契約する
・レンタルサーバにOS(Linux系)をインストールする
・Tera Term / WinSCPを自分のPCにインストールする
・レンタルサーバにAssetto Corsaをインストールする
・レンタルサーバのポートを開放する
・オンライン対戦サーバの設定をアップロードする
・レンタルサーバのAssetto Corsa Server Managerを起動する

レンタルサーバを契約する

レンタルサーバを運営している会社は多々ありますが
Assetto Corsaのサーバを運営するのであれば「ConoHa」という
GMO系のサーバ会社が良いと思います

理由はAssetto Corsaのオンラインサーバ運用プログラムが
プリインストールされたサービスが存在するからです
アロワナがConoHaのサーバをレンタルしたきっかけがそれです

この記事ではそのプリセットされたサービス
 ConoHaではイメージとかアプリケーションと呼ばれています
を使わず、自分でインストールと運営ができる手法を紹介します

私が契約しているのはConoHa VPSの2GBプランです
経験的に最大6台同時にオンライン対戦したことがありますが
遅延などの障害が発生した経験はありません


OSをインストールする

サーバを契約したらLinux系のOSをインストールします
私はUbuntuというOSをインストールしました
理由はConoHaのAssetto CorsaプリインストールアプリケーションのOSが
Ubuntuだったからなのと
Steamに投稿されているLinuxへAssetto Corsaを
インストールするチュートリアルが使っているOSがUbuntuだったからです
(Steam投稿チュートリアルはこちら


Tera Term / WinSCPを自分のPCにインストールする

その気になれば不要ですが
自分のPCからレンタルサーバを操作する際、
ターミナルソフトとファイル操作ソフトがあると便利です
私は以下のソフトをインストールして使っています
・ターミナルソフトはTera Term
・ファイル操作ソフトはWin SCP

レンタルサーバにAssetto Corsaをインストールする

いよいよ作業を始めます
まずTera Termで自分のサーバにログインします
接続先は契約したVPSサーバのIPアドレス
最初のログインはユーザ名「root」
パスワードはサーバ構築時に設定した「rootパスワード」です

ログインしたら
まずsudo権限を持つユーザを追加します
「admin」という名前を設定しますが、これは好きな名前でOKです
# sudo adduser admin
詳しくはわからないですがrootユーザでの作業は
セキュリティ上、芳しくないらしいです

続いて「admin」さんにsudo権限を付与
# sudo gpasswd -a admin sudo
「admin」でログインしなおすので
# logout

再度、Tera Termでログインします
ログイン名は「admin」パスワードはユーザ追加時のパスワードです

sudoユーザ追加について参考にしたWebサイトはこちら

いよいよインストールを開始します
各種ファイルのアップデート(パスワード入力求められます)
# sudo apt-get update
32bitソフトを動かすためのライブラリのインストール
#sudo apt-get install lib32gcc-s1
Steamのチュートリアルではlib32gcc1をインストールと記載されていますが
2023/01/04時点ではlib32gcc-s1に置き換わっているようです

続いて「zlib1g:i386」というライブラリをインストール
# sudo dpkg –add-architecture i386
# sudo apt update
# sudo apt-get install zlib1g:i386
Steamのチュートリアルのとおりだとパッケージがないというエラーが発生したので
こちらのWebサイトを参考に最初の二行のコマンドを追加しました


「steam」というフォルダを製作し→権限を設定→フォルダに移動
# sudo mkdir /home/steam
# sudo chmod -R 755 /home/steam/
# cd /home/steam

「steamcmd_linux」というファイルをダウンロード→解凍→実行
# wget http://media.steampowered.com/client/steamcmd_linux.tar.gz
# tar -xvf steamcmd_linux.tar.gz
# rm steamcmd_linux.tar.gz
# ./steamcmd.sh +@sSteamCmdForcePlatformType windows

SteamCMDが立ち上がったら
> force_install_dir ./assetto


SteamCMDにSteamのユーザとしてログイン

Assetto Corsaをインストール→SteamCMDからログアウト
> app_update 302550
> exit
これで/home/steam/assetto/フォルダにAssetto Corsaがインストールされました

サーバーのポートを開放する

オンライン対戦をするためにはホストPC(レンタルしたサーバ)の
ポートを開放する必要があります
まずは現状のポート開放状況を確認
# sudo ufw status

後述のAssetto Corsa Server Managerでは
UDP/TCP 9600ポートとHTTP 8081ポートを使うのでそれらを開放します
# sudo ufw allow 9600
# sudo ufw allow 8081
# sudo ufw reload

ポート開放については、こちらのWebサイトを参考にしました

オンライン対戦サーバの設定をアップロードする

つづいてオンライン対戦サーバの設定(クルマやサーキット)を行います
設定は自分のPCにインストールした
Assetto Corsaに標準で付属している
Assetto Corasa Server Managerというソフトを使います
(ファイル名はacServerManager.exe)

起動すると対戦サーバのいろんな設定を行うことができます
詳しい使い方は今回は省略します
オンライン対戦サーバに必要な設定ファイルは
「entry_list.ini」と「server_cfg.ini」
のふたつのファイルです
自分のPCのわかりやすいフォルダにExportしてください

ふたつのファイルをレンタルしたサーバにWin SCPを使ってアップロードします
アップロード先は/home/steam/assetto/cfg/です
既存のファイルを上書きしてOKです

レンタルサーバのAssetto Corsa Server Managerを起動する

LinuxサーバのAssetto Corsa Server Managerを起動します
この作業はTera TermではなくConoHaのコンソールから行います
 Tera TermでAssetto Corsa Server Managerを起動すると
 Tera Termを閉じるとプログラムが停止するため
 ConoHaのコンソールから起動した場合、
 コンソールを閉じてもプログラムは実行し続けるので
 自分のPCをサーバ運営から開放することができます

acServerの保存されているフォルダに移動して起動
# cd /home/steam/assetto
# ./acServer

これでオンライン対戦サーバが開設されました

オンライン対戦サーバーを中止したい場合は
ConoHaのコンソールで「Ctrl + C」で強制終了することができます


これで24時間常時開設されたサーバを自分のPCとは関連なく運用することができます

Linuxの基本操作が分からないとハードルは高いかもしれませんが
ネットの情報などをかき集めれば何とかなると思いますのでぜひ挑戦してみてください