月別アーカイブ: 2024年3月

987ボクスター 電動ソフトトップ故障 手動開閉化へ

私のボクスターは987型 2009年後期モデル 走行距離70,000km

2024年とある冬の日、その日はやってきました
気持ちよくオープンで走って、クローズにした際、
ほぼ全閉まで来たところで作動音に異音が。。。

そして、、、「バキッ」

あぁ、ついに来たか、、、
986/987ボクスターでよく聞く電動ソフトトップ故障

ネットを調べると
ボールジョイントの破損だと数万円、
ギアユニットの故障だと50万円の修理費とのこと
直してもまた壊れるんだろうな と思い、
電動を治すことをあきらめ、手動化することにしました

いろんな方の情報を集めてようやく作業が完了したので
記録としてブログに残すことにしました

ソフトトップ全閉での不動故障

私の故障の状況は、
全閉状態で不動状態になってしまうという故障でした

アクセサリーオンにするとエラーメッセージ
エンジンをかけると、たまに「ガガガッ」と音を発生し
ソフトトップ開閉ボタンを押しても全く何も起きません

手動開閉化への工程

手動開閉化への段取りは以下のとおりでした
まずクラムシェルカバーが動くようにして
ギアユニットにアクセスできるようにします

・エンジン上の小物入れとカバーの取り外し
・ロッドカバーの取り外し
・ワイヤジョイントの取り外し
・リンクジョイントの取り外し

これでようやくクラムシェルカバーが動くようになります

続いて
・アームの取り外し
・ギアユニット&ワイヤの取り外し(左側のコネクタを外すだけでもOK)
これで手動でソフトトップを開閉することができます

最後にクラムシェルカバーを固定できるようにする必要がありますが
こちらは別の記事にします

エンジン上の小物入れとカバーの取り外し

全閉で固定されたソフトトップのまま
破損したギアユニットにアクセスするためには
エンジン上にある小物入れを外す必要があります
そして小物入れを外すためには
まずエンジン上のカバーを外さなければなりませんでした

筒状の部品を4か所外して

小物入れを後ろに移動して、
エンジン上のカバー(カーペット)をキャビン側に外します

小物入れをロールバーの下側から取り出します
このときは、カーペットがあっても外せる設計にしてほしいと思いました
ただ、この先の作業性の悪さに比べれば、
こんなことは序の口でした。。。

小物入れを外したら、いよいよ問題のギアボックスにアクセスしていきます
姿勢は厳しいですが、シートは外さないでも作業はできました

ロッドカバーの取り外し

まずロッドカバーを外します
ちょっと怖いですが、ゴリゴリと外すと、パキッと外れます
(下の写真は上の写真とは違い、運転席側)

ワイヤジョイントの取り外し

続いてクラムシェル側のソフトトップを引っ張っているワイヤを外します
テンションがあって固いです
ソフトトップを強引に開き気味にすると緩みます

リンクジョイントの取り外し

ここからが難関でした
まずクラムシェルカバーを開くようにします
方法は二つあります
・クラムシェルを駆動しているリンクロッドのピンを抜く
・18mmのボルトを緩めリンクアームをギアボックスから外す
私は18mmのボルトを緩めようとしましたが
ボルトのアタマをナメそうになったので
最終的にはピンを抜くことにしました

まず水抜き穴があるのでマスキングします

ピンを抜く作業は、姿勢、視界ともに極悪で難関です

ピンを抜くとクラムシェルカバーが動くようになります
私の場合、左側はピンを押したら抜け、
右側はロッドをひねると
バキッと大きな音を立てて抜けました

左右両方のリンクロッドピンを抜くと
クラムシェルカバーが動くようになり
ようやく、ギアボックスへのアクセスができるようになります

ここで右側に故障の原因が見つかりました
ボールジョイントは脱落し、アームが曲がっていました
板厚は7mmくらいあるアームなのに曲がるなんて。。。
驚きです。。。

アームの取り外し

続いてリンクアーム、リンクロッドを外して
ギアボックスを外す準備をします
18mmのボルトは非常に強く締結されているので
しっかりとした工具の準備が必要です

ギアボックスユニットの取り外し(コネクタ外すだけでもOK)

ギアボックスユニットの取り外しは
故障原因の解明のために外しました
開閉エラーメッセージの対応はコネクタを外せば完了のため
必ずしもMustではありません
また右側のギアボックスは
エラーメッセージには関係ないため
取り外しの作業は必ずしも必要ではありません

まずモータ側のクリップを外しワイヤを自由にします

つづいて、内張をはがしてギアボックスを外します
締結点は左右ともに三か所あります

左側のギアボックスはハーネスとつながっているので注意が必要です
コネクタには爪がないので慎重に外しましょう
私はコネクタを破損してしまいました
この状態でコネクタが外すことが出来れば
エラーメッセージ対策も完了しますが、
私はギアボックスの状態も確認したいので外しました

左側のギアボックス、分解するとギアが破損していることが発覚しました
右側はジョイントとアーム、左側はギアが破損していたことになります
察するにギアが壊れたのが最初で、
左右で開度に差が発生して、
アームが曲がりジョイントが割れたのかな

ギアユニットが外れたら復元していきます
左のポジションセンサにつながっていたコネクタは
ビニルテープで絶縁・防水処理しておきます
私のボクスターは987 2009年式 後期モデルなのですが
スイッチ類、細工が必要かなと思いましたが
特にポジションエラーなどの警告は出ませんした

内張を元に戻して、
ワイヤジョイントを組み付け
最後にロッドカバーをクラムシェルのアームに組み付けて終了

手探りの作業、正味1.5日かかりましたが
ようやくオープンできるようになりました
この状態だとクラムシェルカバーが固定されていません

クラムシェルカバーの固定法については
次の記事で説明します

参考にしたほかの方々のブログや動画

Shin’s MonoBlogue:ボクスター 幌開閉の手動化
Viperiaのページ:ソフトトップコショウ
マルチクリエイト☆2児パパサロン:前編 987 ポルシェ ボクスター ソフトトップ開閉不良
MaintenancerPiko:986ボクスタートランスミッションギヤユニット交換
          リンクロッドのクリップ外し方
MyNameIdeasWereTaken:Porsche 987, Boxster Roof Removal
             ボールジョイントの外し方