以前の記事では自分のPCを外部に開放して
オンラインサーバを立ち上げる方法を紹介しました
今回はレンタルサーバを借りて
Assetto Corsaのオンラインサーバを立ち上げる方法を紹介します
レンタルサーバを借りてサーバを立ち上げるメリットは
・常時開設サーバを運営したい場合、自分のPCを自由に使える
・Assetto Corsa以外にも独自ドメインWebサイト立ち上げなど世界が広げられる
だと思います
私はLinuxなど初心者でしたが
ネットでいろいろと検索しなんとかサーバを運用できるようになりました
この経験を備忘録的に紹介しますので
何かの役に立てば幸いです
サーバ立ち上げの手順
・レンタルサーバを契約する
・レンタルサーバにOS(Linux系)をインストールする
・Tera Term / WinSCPを自分のPCにインストールする
・レンタルサーバにAssetto Corsaをインストールする
・レンタルサーバのポートを開放する
・オンライン対戦サーバの設定をアップロードする
・レンタルサーバのAssetto Corsa Server Managerを起動する
レンタルサーバを契約する
レンタルサーバを運営している会社は多々ありますが
Assetto Corsaのサーバを運営するのであれば「ConoHa」という
GMO系のサーバ会社が良いと思います
理由はAssetto Corsaのオンラインサーバ運用プログラムが
プリインストールされたサービスが存在するからです
アロワナがConoHaのサーバをレンタルしたきっかけがそれです
この記事ではそのプリセットされたサービス
ConoHaではイメージとかアプリケーションと呼ばれています
を使わず、自分でインストールと運営ができる手法を紹介します
私が契約しているのはConoHa VPSの2GBプランです
経験的に最大6台同時にオンライン対戦したことがありますが
遅延などの障害が発生した経験はありません
OSをインストールする
サーバを契約したらLinux系のOSをインストールします
私はUbuntuというOSをインストールしました
理由はConoHaのAssetto CorsaプリインストールアプリケーションのOSが
Ubuntuだったからなのと
Steamに投稿されているLinuxへAssetto Corsaを
インストールするチュートリアルが使っているOSがUbuntuだったからです
(Steam投稿チュートリアルはこちら)
Tera Term / WinSCPを自分のPCにインストールする
その気になれば不要ですが
自分のPCからレンタルサーバを操作する際、
ターミナルソフトとファイル操作ソフトがあると便利です
私は以下のソフトをインストールして使っています
・ターミナルソフトはTera Term
・ファイル操作ソフトはWin SCP
レンタルサーバにAssetto Corsaをインストールする
いよいよ作業を始めます
まずTera Termで自分のサーバにログインします
接続先は契約したVPSサーバのIPアドレス
最初のログインはユーザ名「root」
パスワードはサーバ構築時に設定した「rootパスワード」です
ログインしたら
まずsudo権限を持つユーザを追加します
「admin」という名前を設定しますが、これは好きな名前でOKです
# sudo adduser admin
詳しくはわからないですがrootユーザでの作業は
セキュリティ上、芳しくないらしいです
続いて「admin」さんにsudo権限を付与
# sudo gpasswd -a admin sudo
「admin」でログインしなおすので
# logout
再度、Tera Termでログインします
ログイン名は「admin」パスワードはユーザ追加時のパスワードです
sudoユーザ追加について参考にしたWebサイトはこちら
いよいよインストールを開始します
各種ファイルのアップデート(パスワード入力求められます)
# sudo apt-get update
32bitソフトを動かすためのライブラリのインストール
#sudo apt-get install lib32gcc-s1
Steamのチュートリアルではlib32gcc1をインストールと記載されていますが
2023/01/04時点ではlib32gcc-s1に置き換わっているようです
続いて「zlib1g:i386」というライブラリをインストール
# sudo dpkg –add-architecture i386
# sudo apt update
# sudo apt-get install zlib1g:i386
Steamのチュートリアルのとおりだとパッケージがないというエラーが発生したので
こちらのWebサイトを参考に最初の二行のコマンドを追加しました
「steam」というフォルダを製作し→権限を設定→フォルダに移動
# sudo mkdir /home/steam
# sudo chmod -R 755 /home/steam/
# cd /home/steam
「steamcmd_linux」というファイルをダウンロード→解凍→実行
# wget http://media.steampowered.com/client/steamcmd_linux.tar.gz
# tar -xvf steamcmd_linux.tar.gz
# rm steamcmd_linux.tar.gz
# ./steamcmd.sh +@sSteamCmdForcePlatformType windows
SteamCMDが立ち上がったら
> force_install_dir ./assetto
SteamCMDにSteamのユーザとしてログイン
Assetto Corsaをインストール→SteamCMDからログアウト
> app_update 302550
> exit
これで/home/steam/assetto/フォルダにAssetto Corsaがインストールされました
サーバーのポートを開放する
オンライン対戦をするためにはホストPC(レンタルしたサーバ)の
ポートを開放する必要があります
まずは現状のポート開放状況を確認
# sudo ufw status
後述のAssetto Corsa Server Managerでは
UDP/TCP 9600ポートとHTTP 8081ポートを使うのでそれらを開放します
# sudo ufw allow 9600
# sudo ufw allow 8081
# sudo ufw reload
ポート開放については、こちらのWebサイトを参考にしました
オンライン対戦サーバの設定をアップロードする
つづいてオンライン対戦サーバの設定(クルマやサーキット)を行います
設定は自分のPCにインストールした
Assetto Corsaに標準で付属している
Assetto Corasa Server Managerというソフトを使います
(ファイル名はacServerManager.exe)
起動すると対戦サーバのいろんな設定を行うことができます
詳しい使い方は今回は省略します
オンライン対戦サーバに必要な設定ファイルは
「entry_list.ini」と「server_cfg.ini」
のふたつのファイルです
自分のPCのわかりやすいフォルダにExportしてください
ふたつのファイルをレンタルしたサーバにWin SCPを使ってアップロードします
アップロード先は/home/steam/assetto/cfg/です
既存のファイルを上書きしてOKです
レンタルサーバのAssetto Corsa Server Managerを起動する
LinuxサーバのAssetto Corsa Server Managerを起動します
この作業はTera TermではなくConoHaのコンソールから行います
Tera TermでAssetto Corsa Server Managerを起動すると
Tera Termを閉じるとプログラムが停止するため
ConoHaのコンソールから起動した場合、
コンソールを閉じてもプログラムは実行し続けるので
自分のPCをサーバ運営から開放することができます
acServerの保存されているフォルダに移動して起動
# cd /home/steam/assetto
# ./acServer
これでオンライン対戦サーバが開設されました
オンライン対戦サーバーを中止したい場合は
ConoHaのコンソールで「Ctrl + C」で強制終了することができます
これで24時間常時開設されたサーバを自分のPCとは関連なく運用することができます
Linuxの基本操作が分からないとハードルは高いかもしれませんが
ネットの情報などをかき集めれば何とかなると思いますのでぜひ挑戦してみてください